2025/07/19 10:08

あいらりん CDをお手に取っていただいた皆さまへ

このブログは、おりん×ライア即興音浴ユニット「あいらりん」のCD【還エル】【全キ雫】に添えたセルフライナーノーツです。

楽曲の解説や演奏への想い、メンバー紹介など、
アルバムに込めた思いを、ブログの形式をお借りして記載しています。

あいらりんの音の世界を、
より深く、お楽しみいただくための一助となりましたら幸いです。=================================

◆CDデジタル音源プレゼントについて

あいらりんのCD【還エル】【全キ雫】ご購入者さまには、デジタル音源3種類を無料プレゼントしています。
デジタル音源プレゼントのご案内は、ご購入者さまに直接お渡ししています。
ご不明な点がございましたら、下記までお問合せください。

~お問い合わせ・SNS~
あいらりん
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あいらりん公式インスタグラム
Instagram:https://www.instagram.com/aylarin2024/

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~ユニット「あいらりん」からのメッセージ~

このたびは、わたしたち、おりん×ライア音浴ユニット「あいらりん」の音源作品をお手に取っていただき、まことに有難うございます。

令和六年八月八日、龍の年、龍の月、龍の日。
ご縁に導かれるようにして、北東北の地で出逢い、一緒に音を紡ぐこととなった私たち。

出逢いから間もなく、あれよあれよという間に真冬の北東北を飛び出し東京でのレコーディングが実現し、こうして音源作品として皆さまのお手元にお届けできる運びとなりました。

このCDが、あなたのこころの静けさや、日々の健やかさにつながる一助となりますように。
その願いを込めて、私たち自身の手で綴るセルフライナーノーツをご用意いたしました。

どうぞ、ゆったりとしたお気持ちでお読みいただけましたら幸いです。

~このアルバムを通して伝えたい想い~

あいらりんの演奏には、あらかじめの打ち合わせや決めごとはありません。
私たちはいつも、その瞬間の空気と感覚にすべてをゆだね、エネルギーに誘われるままに音を紡いでいます。
なぜなら、“私”という作為のない「いまここ」の響きこそが、最も純粋で、そして最も調和的であると信じているから。

意図や構成といった自我の介入を手放し・・・
その場に流れるエネルギー、聴いてくださる方の気配、そして宇宙のリズムまでをも感じながら・・・・
まるで調和そのものを音に乗せるかのように、私たちは奏でています。

そのようにして生まれる天衣無縫の調べこそ、
お聴きいただくあなたの深層のエネルギーとも静かに共鳴し、
心身の奥深くにまで深い癒しと静けさをもたらしてくれるもの。
そう信じています。

だからこそ、この音を手にしてくださったあなたには、ぜひゆったりとした気持ちで・・・
音に包まれ、くつろぎ、身も心もほどけるようなひとときを過ごしていただけたら、という願いを込めてこの音源作品を収録いたしました。
まるで、音による瞑想のように──。

なお、このアルバムは「音浴(サウンドバス)」としてもお楽しみいただけます。
特別な構えは何も必要ありません。

深呼吸しながら、目を閉じて横になるのも良いでしょう。
また、お部屋の空気を整えるように、空間にそっと流しておくだけでも、音が静かに作用してくれるはずです。

聴き方に正解はありません。
あなたが心地よいと感じる方法で、自由に音とともにいてください。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

〇あいらりん(ユニット全体)の紹介

「あいらりん」は、おりん奏者 点 と ライア奏者 やまざきさりな の音浴ユニットです。 

岩手県と青森県、それぞれに活動していた2人が初めて出会ったのは、2024年の夏。
龍の名のついたイベントに召喚され、打ち合わせ、音合わせのリハーサルも無いまま、相手の楽器の音色もわからないまま、本番の合奏が始まりました。

「相手がどんな音を出そうとも、自分は自分の音を出すだけ。」
後から、話をしてわかったことですが、その時、お互い同じことを考えていたのでした。

そして、本番。
合奏しながら、やっぱりお互い同じことを考えていました。
「この相手の音色、、、、。合う!」

その後、ユニット活動を始め、音浴会やスタジオ録音など何度となく合奏していますが、いまだに練習をしたことがありません。

作為なく、その時その時の、一音一音を、感性のままに大切に奏でていく。
それが、私たち あいらりん の音です。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

〇各メンバーの紹介(自己紹介)

『おりん奏者 おりん処 葛巻 りん小屋』
お読みいただき、まことにありがとうございます。

岩手県北は葛巻町の山中にて、「おりん」の癒しの音色と豊かな自然環境音による、
ハードコア・サウンドメディテーション(本質的音浴瞑想)サロン『おりん処 葛巻 りん小屋』を営んでおります、点と申します。

音楽に取り憑かれた少年時代から約10年、職業音楽人としてさらに10年あまり。
ひたすら音楽ひとすじに少年~青年期を生きた中で、ヒトの消費物に留まらない【種を超えた音による”快”】という未知なる命題への”気づき”に導かれ…

業務的音楽活動にピリオドを打ち、その後の人生を【音楽道修行】と覚悟し、まるで出家者のように海へ山へと音楽道修行の旅へと身を投じました。

そしてそれからまたおよそ10年。
とあるご縁で「おりん」と再会し、その妙なる音色に「これだ!」と打ち抜かれ、おりん奏者としての活動を開始したのが2022年秋の事でした。

そしてまた、ご縁に導かれるまま2024年8月8日、ライア奏者さりなさんとの共演を経て、ユニット「あいらりん」を結成することとなりました。

おりんとライア。

どちらも精神の深層へと静かに誘われるかのような、
内なる世界へと導く引力を持つ楽器だな、と感じています。

私たちあいらりんは、そんな音のちからをより純粋に現すべく、
合奏においては“ただの受信装置”のように、無心で音に身をゆだね奏でています。

この作品が、みなさまの耳に、そして心に届くことを願いつつ…
そしてそのことが、ほんのわずかでも世界に安らぎをもたらすことになれかし、と祈りを込めつつ…

この作品を世に送り出せる歓びと感謝をこめて、
ごあいさつに代えさせてさせていただきます。

ライア奏者 やまざき さりな
私がライアにはじめて出会ったのは、2018 年7月。
あるイベントで、ステージの上で奏でられていたライアに心を奪われました。

今まで聴いたことのない、天上界の音楽のような音色。
自然の中で、どっしりと根を張っている樹木そのものの姿。

その2年後、私はライア職人の元に通い、
自分のライアを彫り上げ、弦を張りました。
完成したのは、ちょうど秋分の日でした。

元々ライアはドイツ発祥ですが、
日本人の職人が日本の樹木で創るそのライアは、後に「わらいあ(和ライア)」と名付けられました。

演奏法というものは、特に意識はしていません。

私は、ライアを楽器として弾きたいのではなく、
自分が感じている、言葉にできないエネルギーの振動を、ライアの音を借りて、お伝えしているのだと思っています。

演奏はまだまだ未熟ですが、
今後も自分の感じたままに、素直な音を紡いでいけたらと思っています。


     (セルフライナーノーツ 2 へ続く)